【家計簿の仕訳公開】ズボラミニマリストの分類ルール

本記事は、私えふが実際に使っている家計簿の仕訳方法（分類ルール）を紹介するものです。

家計簿アプリを使っていると、あらかじめ用意された細かいカテゴリーに戸惑うことがありませんか？

家計簿をつけ始めた頃の私は、「交際費」「教養娯楽費」「雑費」など似たような項目が多すぎて、入力するたびに迷っていました。分類項目が多いと家計簿の複雑さ増え、それがストレスになっていましたね。

そこで私は、家計簿を“完璧な仕訳”ではなく、“自分にとって見やすい仕訳”に切り替えました。
自分の生活に合った大まかなルールを作ることで日々の記録が一気に楽になり、またとても見返しやすくなりました。

この記事では、私が実際に使っている家計簿の仕訳方法（分類ルール）を具体的に紹介します。
最後まで読めば生活のヒントを得ることができると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

大項目①：固定費（月間）

ほぼ変わらない「生活の土台」

１つ目は、毎月ほぼ一定の支出「固定費」です。
私にとっては「生活のベースを支える費用」という位置づけです。

家賃や通信費はもちろん、水道光熱費も多少の増減はあってもほぼ固定としています。
ここを把握しておくと、「毎月の最低支出額」がすぐに見えるようになります。

固定費は一度見直すだけで、長期的な節約効果が得られます。家賃が安いところに引っ越したり、電気代ガス代を各社で比較して安くしたり、格安スマホに乗り換えたり。
家計管理を始めたばかりの方は、まずこの部分から整理すると、今後の生活の安定に効果抜群です。

大項目②：生活費（月間）

「日々の暮らし」にかかる変動費

２つ目は、生活をしていく上で毎月変動する費用「生活費（月間）」です。
私の中では「生きるために必要な変動費」として扱っています。

私の場合、食事の多くが外食なので、外食費も生活費に含めています。
多くの人にとっては娯楽費に分けると思いますが、私にとっては日常の一部なのでこちらに分類しています。

また、交通費はモバイルSuicaへのチャージ時点で計上しています。
使ったタイミングではなくチャージした時点で処理することで、記録がシンプルになります。１,０００円毎のチャージなので、そこまで実態と大きく乖離しない範囲かなと思っています。

散髪などの美容費や日用品費もここにまとめ、月単位で「生活コスト」を見える化しています。

大項目③：娯楽費（月間）

「なくても困らないけど、あると心が豊かになる」費用

３つ目は、心の満足や充実感に関わる支出「娯楽費（月間）」です。
私にとっては「人生を楽しくするためのお金」です。

たとえば、テニスは「スポーツ関係費」に、ギターやカラオケは「映画・音楽関係費」に分類しています。
カフェ代もここに入れており、「自分のリラックスにどれくらい使ったか」が一目でわかります。
あまり細かくしすぎるとめんどくさく見辛いので、私としてはこの分類がちょうど良いですね。

娯楽費は“自分の幸福度を可視化する費用”だと考えています。
ただ、趣味については財布の紐が緩みやすいので、しっかり家計簿で管理することが必要です。

大項目④：生活費（特別出費）

一時的に発生する「暮らしの更新費用」

４つ目は、毎月ではないけれど生活を維持・改善するために一時的に発生する出費「生活費（特別出費）」です。

この項目では、病院代や薬代、家具家電の買い替え、季節の衣類などが該当します。
また、NHK受信料や引っ越し費用は「その他生活費」としてまとめています。

こうした臨時的な支出を通常の生活費と分けることで、月ごとのバランスが把握しやすくなります。
たとえば家電を買い替えた月も、「臨時出費があった月」と整理すれば感情的な焦りも減り、心にも余裕が生まれます。心の余裕を持つことが生活を安定させるためには必要だと思っています。

大項目⑤：娯楽費（特別出費）

「思い出づくり」に関わる特別な費用

５つ目は、非日常的な楽しみに使う費用「娯楽費（特別出費）」です。

旅行や友人との食事会などがここに入ります。
また、出張時のお土産や親戚への手土産などもプレゼント費用に分類しています。

生活費（特別出費）と同じで、旅行代などは一月にまとまって計上され家計を圧迫しているように見えますが、臨時的な支出と割り切ることで心に余裕を生むことができます。

娯楽費（特別出費）は、「人とのつながり」や「記憶に残る時間」に関係する支出になります。
お金を使う目的が“思い出”であることが多いため、私はこの項目を人生を彩るための投資と考えています。

まとめ｜自分の生活に合う「仕分けルール」を作ろう

今回は、私が実際に使っている家計簿の仕訳方法を紹介しました。
内容をまとめます。

大項目	内容	小項目	特徴・備考
固定費（月間）	生活のベースとなる毎月ほぼ一定の支出	家賃、水道光熱費、通信費	一度見直すと効果が長続きする固定コスト
生活費（月間）	日常生活を送る上での変動費	食料品費、外食費、散髪費、日用品費、交通費	外食は生活費に含む。Suicaチャージ時に交通費を計上
娯楽費（月間）	生活には必須でないが心を豊かにする費用	スポーツ関係、映画・音楽関係、カフェ、趣味費用	「幸福度を上げる支出」として管理
生活費（特別出費）	一時的に発生する生活関連の支出	医療費、家具家電、衣類・小物、その他生活費	NHK受信料や引越し費用なども含む
娯楽費（特別出費）	非日常的な楽しみや交流に使う費用	旅行、飲み会・食事、プレゼント、その他娯楽費	出張時のお土産や親戚の手土産もプレゼント費用に分類

家計簿の仕訳に正解はありません。
大切なのは、自分の暮らし方に合った分類ルールを作ることです。
今回紹介した仕組みは、ズボラな私でも無理なく続けられる「仕組み化された家計管理」になります。

家計簿アプリの項目に合わせるのも良いですが、その場合情報が複雑になって改善策が立てにくくなることもあります。「自分の生活スタイルに合う分け方」にすると情報が頭にスッと入ってきて、一目で家計状況がわかります。

今回の内容を参考に、あなた自身の「見返しやすい家計簿」を作って見てください。

一緒に豊かな生活を作っていきましょう！

最後までご覧いただきありがとうございました。