ズボラ人間がミニマリストになるまでのリアル体験記

この記事は、私えふがミニマリストになるまでの経緯を綴ったものです。

あなたの部屋に、気づけば増えすぎたモノが眠っていませんか?

セールの勢いで買った服、いつか使うと思って取っておいた雑貨、気がつけば部屋を圧迫している…。私もかつては同じように、捨てるという発想がなく、面倒くさがりでズボラな生活を送っていました。

しかし今では考え方が変わり、かつての自分では考えられないようなミニマルライフを過ごしています。

現在の私の部屋(リビング)の写真です。↓

本記事では、ズボラ人間の私がどのようにしてミニマリストへと変わったのか、そのリアルな過程をお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめ
  • ズボラで片づけが苦手な人
  • 断捨離やミニマリストに興味はあるが一歩踏み出せない人
  • 生活変化の体験談に興味がある人
目次

もともとの自分の価値観

もともと私は典型的な「ズボラ人間」でした。
ものを捨てるという発想自体がなく、気になる商品を見つければスマホでポチポチと購入。片付けはいかにうまく収納できるかという点に重きを置いており、部屋が狭くなることについては「こんなもんだろう」と思っていました。

家事は洗濯くらいで、掃除はやっても1ヶ月に1回、料理はほとんど手を付けず、面倒ごとは後回しにしていました。買い物の際にはセール品があれば「お得だから」とつい買ったり。気がつけば収納はパンパンで、生活空間は物に支配されていました。

そんなかつての私に「ミニマリスト」という言葉はまだ遠い世界の話でした。

引越しの大変さが布石に

そんな私の価値観が揺らいだのは、引越しのときでした。会社の家賃補助が切れるタイミングで同じ最寄駅の別の部屋に引越しをすることになり、同棲していた彼女(今の妻)と荷造りを始めました。ところが実際に荷造りを始めると、収納の奥から次から次へと物が出てきて、想像以上の量。捨てに行くのも大変で、何度もゴミ捨て場を往復しました。

特に心苦しかったのは、高価だったバイク用品を手放すときです。バイク、ヘルメット、シューズ、グローブなど。「お金をかけたのに結局使っていない…」という事実を突きつけられ、胸が痛みました。かなり落ち込んだ経験でした。

この引越しを経験し、私は始めてものが多いことへの不都合を感じました。

教育系YouTubeとの出会い

引越しを終えてから4ヶ月後、彼女の提案がきっかけで「教育系のYouTube」を見るようになりました。それまでYouTubeはよく見ていましたが、内容はほとんどエンタメだったのでとても刺激的でした。

見始めると、副業を解説する動画が目に入りました。当時の私は漠然と「給料以外の収入がほしい」と思っていましたが、副業ということは考えていませんでした。その動画の中で「フリマアプリで不用品を売ってみると副業の感覚が掴める」というアドバイスに出会います。そのアドバイスから、試しに絶対使わないと思う物をメルカリやラクマで不要品を出品しました。すると、いくつかの不用品が売れていきました。

この「売れてお金が入る感覚」が面白く、まるでゲームのようにどんどん出品。次第に「不用品を処分しながらお金も入るなんて一石二鳥だ」と思うようになり、少しずつですが物が減り始めました。

価値観を変えた彼女の一言

そんなある日、長年集めていたジブリのDVDやBlu-rayを眺めていたとき、彼女が何気なく言いました。

これ、いらないんじゃない?

その瞬間、心臓が止まるほど衝撃を受けました。なにしろ私にとっては思い入れの強いコレクションです。私は昔からジブリ映画はとても好きで小さい頃は金曜ロードショーを録画したビデオをよく見ていました。そんな人間なので、かなりショッキングでした。

しかし冷静に考えると、実際にはほとんど観返していない。ただ持っているだけで満足していたことに気づきました。確かに彼女の言葉は鋭く、そして的確でした。

この一言を受けて、私の「価値観の基準」が一段階変わりました。

ジブリのDVD、これを手放すのであれば…これもいいか

脳死で集めていた漫画や趣味のグッズなど、見直せば実は使用していないものがもっとあると気づいたのです。そこからは感情に縛られずに手放す物を決められるようになりました。

ミニマリスト系YouTubeで加速

さらに追い風となったのが、ミニマリスト系YouTubeとの出会いでした。以前から存在は知っていたものの、当時の私は「極端な人たち」という印象を持っていました。

ところが、不用品を売る過程で動画を改めて見てみると「彼らの暮らしは合理的で身軽だ」と思うようになりました。この「強者」の生き方に憧れ、私の中で「ミニマル思考」が芽生え始めたのです。

「売れるものが減っていく」というスタンスから「物を減らす」というマインドに変わりました。「使いそうだから取っておく」と思っていたものも、結局使わないと気づき売却、売れなものは処分。広い部屋に甘えて収納ボックスも1つずつ減らし、服や持ち物を吟味していきました。

今の自分に必要な物か?

所有物を持つたびにこの問いかけをし続け、物の減りは加速していきました。

彼女も参戦

私の変化を見て、彼女も物を減らし始めました。実は彼女はもともとシンプルな暮らしを好んでおり、YouTubeでミニマリスト動画を観ては「私ももっと減らしたい」と思っていたようです。

私は物を吟味している彼女の背中を見ながら、さらに断捨離に勤しみました。彼女の参戦をきっかけに、共有物についても必要か否かの話ができるようになりました。正直、2人の方向性が揃うと、断捨離スピードはかなり上がりますね。

東京への引越し

最終的な大きな変化は、東京への引越しです。それまでは埼玉に住んでおり、職場のある東京に通勤していました。もともと彼女が「東京に住みたい」と強く願っていたことに加え、私がコロナ後に通勤が増えて満員電車がしんどいと感じてきたことが重なっての決断でした。

以前の私なら「東京は家賃が高いし部屋も狭い、駐車場も高い…」と、数々の言い訳を並べていたとことでしょう。けれどミニマル思考になったことで狭い部屋でも快適に暮らせると思えるようになり、また車を手放すことをメリットと感じることができました。結果、東京都心部の中心に引っ越す決断ができたのです。

引越し時は以前に比べかなり物を減らしていたことから、荷造りは前回の引越しに比べかなり余裕を持って出来ました。

現在も東京で暮らしています。

まとめ

私はもともと典型的なズボラ人間で、物を減らすなんて発想すらありませんでした。けれど、引越しの大変さ、教育系YouTubeやミニマリストの影響、そして彼女の一言。それらが重なり合い、気づけば「ミニマリスト的な暮らし」にシフトしていたのです。

いま振り返れば、ものを減らす過程は「自分の価値観を見直す過程」でもありました。ズボラな私でも少しずつ変わることができたのだから、誰にでも可能性はあるはずです。

今の私の部屋には、以前のように大量の収納ボックスはありません。あるのは自分(夫婦)必要最小限の物と、余白のある空間。そして「これからも変化していける」という軽やかな気持ちです。このミニマルな生活、とても気に入っています。

ズボラだった私がミニマリストになった経緯は、決して特別な話ではありません。むしろ「誰でも同じように始められる」小さな一歩の積み重ねだったと思います。もしかしたらあなたの部屋にも、未来を変える一つのきっかけが眠っているかもしれません。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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