【体験談込み】車を所有するとかかる費用１０選

2025年11月24日

この記事は、私えふが考える車を所有するとかかる費用について、体験談を含めて解説するものです。

「あなたは車を所有することでかかる費用、把握していますか？」

車は私達の生活を豊かにしてくれる素晴らしいものです。私は田舎育ちということもあって、家に車があることは自然なものでした。ただ、実際に社会人になって車を持つと、様々な場面でお金が必要になることを実感しました。車って実はかなりの「金食い虫」だったんです。これらの費用は車を持ち続けるために必要なものなので、ほぼほぼ無意識のうちに自然と出費されます。そのような経験はないですか？

そこで今回は、車を所有することでかかる主な費用について、私の体験談を踏まえて解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめ

車を「なんとなく」所有している人
家計を見直したい共働き・単身世帯の人
車を買おうか迷っている人

車の買うと発生する費用

まずは車を持つための費用です。ここからスタートです。

① 車の購入費用

車の費用の中で最も大きいのが「購入費」です。
新車・中古車どちらにしても家計に大きな影響を与えます。
私は諸経費込みで大体１５０万円の中古車に乗っていました。

この費用は金額の割に、「意外と忘れがちになる費用」だと思っています。車にかかる費用といえば、維持費をイメージする人が多いのかなと思いますが、そもそも車自体が「超高額商品」です。維持の前にとてつもないお金を使っています。そして車を買い替える場合、必ずまたこの費用は発生します。

家計管理をし始めて感じたのは、家計簿に数百万の支出（負債）が載った時の「恐怖感」です。数百万規模の経験はまだないですが、数十万の旅費が載っただけでも心が落ち着きませんでした。

数百万の出費は、１年間、はたまた数年間の貯金額を吹き飛ばす威力を持っています。ローンであってもそれ以降の貯金はなかなか難しくなります。車の購入にはそのくらいのインパクトがあることをまずは認識しなければなりません。

車を持つと発生する「固定費」

次は、乗らなくても毎年・毎月かかるお金です。車を所有している限り、避けることはできないものです。

② 自動車税

「自動車税」は毎年５月頃に納付する税金で、排気量によって金額が変わります。
私は４万円ほど支払っていました。この費用は所有している限り毎年必ず払う必要があります。

４万円、意外と大きい金額です。当時は現金を下ろしてコンビニで支払っていましたが、４万円を現金で支払うことはあまりないので精神的にきますね。何か物やサービスを得るためのものではないという「残念な出費」というイメージです。

③ 自賠責保険（強制保険）

「自賠責保険」はすべての車に加入が義務づけられている保険です。
これは事故で相手をケガさせた場合の最低限の補償をカバーします。
この費用は基本的に車検時にまとめて支払うので、あまり払った記憶がないという人も多いと思います。私もその一人です。費用は２年間で約２万円ほどですね。

これは絶対に必要な保険なので「しかたがない出費」といったところでしょうか。

④ 自動車保険

「自動車保険」は事故の補償を手厚くするために入る任意保険です。
ドライバーの年齢・等級・補償内容で差がありますが、年間５〜１０万円程度が目安です。私は最初に実家の車と保険を譲り受けたので等級が高く、大体３万くらいでした。その後保険を見直し２万まで下げることが出来ました。

これは車両保険をつけるかどうかでも金額が変わります。私は中古車しか乗ったことがないので車両保険の経験はないのですが、新車を購入した会社の同期は車両保険も入っていましたね。新車だと車両保険に入りたい気持ちとてもわかります。

自動車保険は自分の気持ち次第なので、自分にとっての安心とお金のバランスが大切だと思います。私の気持ちとしては車を買うとしても中古車を買うので、きっと車両保険は入らないと思いますね。

⑤ 車検費用

「車検費用」新車なら３年目、それ以降は２年ごとに必要な費用です。
点検・整備費・検査費・自賠責などを含めて、１０万〜２０万円前後が一般的です。私は外車×ディーラーだったので他の交換がなくても２０万円くらいかかってました。かなりの出費です。

車検費用は１ヶ月の手取り並みの出費なので、家計管理的には痛手です。あまり乗っていない人でも検査費用がかかるので辛いですね。

⑥ 駐車場代

マンションや自宅に駐車スペースがあれば別ですが、都市部や駅近に駐車する場合は家賃以外に月極駐車場の利用が必要になります。
私は埼玉に住んでいた時は約１万円でしたね。地域によるとは思いますが、東京に通勤するための駅近だと１万以上、都内だと３万程度かかります。

年間に換算すると１２万〜３６万円程度。「車を１年所有するだけで家賃１,２か月分くらいの駐車場代が消える」ことになります。

駐車場代が高いところは基本的に電車やバスなどの公共交通機関が発達しているので、車を持つことは必然的に「贅沢品」になりそうですね。

乗るたびに発生する「変動費」

次は、実際に車を走らせるたびにかかるお金です。日々の通勤や買い物、旅行の頻度などによって変わります。

⑦ ガソリン代

「ガソリン代」は燃費と走行距離に大きく左右される項目です。
私はほぼ土日の使用で月７千円ほどかかっていました。ハイオクというのもあって割高だったかもしれません。

ガソリン代は節約しようと思ってもなかなかできないものですね。ハイブリッド車でも長距離を走る人はそれなりにかかってきます。

車の良いところは雨でも移動できるところです。電車やバスでは雨の中駅やバス停まで移動しなければならないので、雨が降っていると「めんどくさい」が発症してきます（私です）。ただ車だと雨でも普通に出かけちゃうのでそれなりにガソリン代もかかってくるのかなと思います。

⑧ 高速道路料金・有料道路代

休日のドライブや旅行で発生する費用です。
ETCを使えば割引もありますが、往復で数千円かかることも多いです。
車を使えば日々の生活の延長線で旅行ができるのでとても便利ですが、「早く快適に」を求めるとやはりお金がかかってきますね。私も高速道路代をケチって下道で移動することが多かったですが、やはり信号や渋滞のストレスはすごかったです。

⑨ メンテナンス費（オイル・タイヤ・バッテリーなど）

車は定期的なメンテナンスが欠かせません。
オイル交換は数千円を年２〜３回、タイヤ交換やバッテリー交換は数年ごとに数万円かかります。
私の経験上年間平均で４,５万円程度はかかっていた印象です。これは中古車だったからかもしれませんね。

車のメンテナンスは一つ一つの部品が高くまた工賃も発生するので、自然と費用がかさむ印象です。まさに「臨時出費」なので家計管理上は痛手です。

⑩ 洗車・コーティング費用

洗車はセルフ洗車で済ませる人もいれば、業者に頼む人もいますよね。私は月に１回ほど洗車場に行き高圧洗浄機で洗車していました。１回５百円ほどなのでそこまで費用はかからなかったですが、何せ雨が降ったら即台無しという虚しさがあるので、５百円が高いと感じた時もありますね。

また、業者でガラスコーディングもお願いしていました。とても綺麗になっていてまた洗車での汚れも落ちやすかったので満足はしていました。ただ、費用はそれなりにかかり２年で２万円のでしたね。

「車をきれいに保つ」ことにも維持費がかかります。

合計するといくら？ざっくり計算

ここまでの費用を合計すると、年間にかかる維持費は以下のようになります。

項目	年間の目安費用
自動車税	約４万円
自賠責保険	約１万円（２年で２万円）
任意保険	約２万円
車検費	約１０万円（2年ごとに２０万円）
駐車場費	約１２万円（１万円×１２ヶ月）
ガソリン費	約８万円（７千円×１２ヶ月）
メンテナンス費	約４万円
洗車・コーティング費	約２万円
合計	年間約４０万円前後